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船舶修理設備は、小型スリップウェー(能力400トン)1基がある。甲板、機関などの小修理は港湾局の修理工場で行うことができる。
トアマシナ港は、年間70万トン以上の輸出入貨物を扱っており、また同港のパイプラインにより、年間約100万トンの原油が本船から精油所へ送られている。
2. マジャンガ港
同港は、町の対岸に航洋船用の安全な錨泊地があり、荷役はハシケを使用して行っている。
港内に沿海航路船用の4埠頭があり、クレーン9基(能力20トン×1基、1.5トン〜14トン×8基)を備えている。
倉庫は4棟(総面積14,900平方m)ある。
清水は1日につき150トンまで供給できるが、食糧やバンカーの補給は不可能である。
船舶修理設備は、500トンまでの船舶を上架できる小型スリップウェー1基のほか、Compagnie Malgache de Manutention社の修繕設備を使用して小修理が可能である。
同港は、港から7キロの地点に空港があり、首都アンタナナリボへの直航便がある。
3. アントシラナナ港
同港は、マダガスカル島の北端に位置した広大な水域をもつ良港であるが、4月から11月までの季節は、東南からの強風を受ける危険がある。
港口は幅300m、水深15.24m、錨泊地の潮流は3ノットに達することがある。
航洋船用の埠頭は、長さ300m、水深8,5m〜11.0m、小型沿岸航路船用の埠頭は長さ60m、水深4.2m(干潮時)である。
主な設備は、移動クレーン2基(能力5トン、20トン)、倉庫(収容能力1,500トン)などである。埠頭にはコンテナ船およびRO/RO船用の設備がある。

 

 

 

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